親子で笑って泣いて戦って
子どもたちは、言語や映像では、「仲間を大切にする」ということを学んではいますが、実体験を通して、学び、自己を変えようとする経験をほとんどしていません。それが、日本の子どもたちの自尊感情の低下につながっていると考えています。そこで、小学校中学年以上の子どもたちに、仲間を大切にするということを実体験とともに教え、気付かせたり、失敗は全て成功のチャンスになっていることに気づかせる必要があると考えました。最大の目的は、今後、本団体を中心に、独自に「サムライ合戦」の企画運営ができるような仕組みを作り、多くの子どもたちに、仲間を大切にするなど「社会性を育む」実体験ができる環境を整備することです。
サムライ合戦から生まれたドラマ
『登校しぶりが改善!』
小学校2年生になる息子ですが、実は、夏休み明けから学校に行くのを嫌がるようになりました。
体も大きく、周りからはそう見られないのですが、毎朝、学校に行く時間が、家族の中で、一番辛い時間帯でした。
しかし、サムライ合戦を体験した次の週の月曜日のことです。
これまでの登校しぶりが嘘だったかのように、普通に登校しました。
きっかけがなんだったのかはわかりません。
でも、息子が対象になって負けた場面がありました。
これまで悔しくて泣くということもなかった息子が、30分以上、ずっと泣き続けました。親としては、その姿を愛おしく思い、お前は素晴らしいということをずっと伝え続けました。
本気で、人と関わる体験が良かったのかもしれません。
『妻の輝いている姿を
久しぶりに見た』
噂には聞いていたが、お父さんよりお母さんたちの方が強い、これは本当だった。
家庭では、ご飯を作り、洗濯をし、子どもの世話をする。
ただそんな仕事が妻の役割だった。
若かりし時のように、輝いて見えることもなくなっていた。
でも、サムライ合戦に、家族みんなで参加した。
娘と同じチームになった妻は、娘を守りながら、お父さんたちの風船を次々に割っていった。
もともと音楽家であるため、ピアノを引くイメージしかなかったが、サムライ の素質が、バリバリあった。
でも、何より、妻が妻らしく輝いて見えた。
その後、突然、仕事を始めたいと言い出して、今は、小学校で講師を務めている。
サムライ合戦は、子どもたちだけでなく、大人にも勇気と元気を与えてくれる。
『人間関係を作る力は
元々あった?』
自分を表現するのが苦手な息子。
「やまがたの自然の魅力!満喫プロジェクト」さんの活動は、子どもたちをたくましくしてくれると友人に聞いていたので、思い切って参加させてみました。
2年生になってから、学校に行かなくなっていた息子が、楽しそうに、同じ年代の友達と関わる姿を見て、嬉しくて涙が出てきました。
半年以上、学校にも行かず、家に篭りっぱなしだったので、このまま、どうなるのかと不安でたまりませんでした。
初日は、やっぱり私の後ろに隠れてばかりでした。
ところが、夕方頃の対戦で、私の前に出て、守ってくれるようになったのです。
そのあとは、人と関わろうとしなくなっていたことが嘘のように、同じ年代の男の子と協力して、相手に立ち向かっていくようになりました。
今後、登校できるようになるのか、わかりませんが、息子の中にある力を信じられるようになりました。
皆さまのお越しをお待ちしております